1947-09-20 第1回国会 衆議院 本会議 第34号
ところが、大高檢事正はどういうふうにしたかわかりませんが、ともかく事実を隠蔽して、そうしてにせ檢事が暴行を加えたのだというようなことで社会を欺いておる。そうして九月一日に、新聞記者立会いの上で、少年から田中檢事が首実檢をされ、初めてどろをはくという古今無類の醜態を演じておるのであります。
ところが、大高檢事正はどういうふうにしたかわかりませんが、ともかく事実を隠蔽して、そうしてにせ檢事が暴行を加えたのだというようなことで社会を欺いておる。そうして九月一日に、新聞記者立会いの上で、少年から田中檢事が首実檢をされ、初めてどろをはくという古今無類の醜態を演じておるのであります。
なお、監督官たる大高檢事正の責任につきましても、ただいまお言葉があつたのでありまするが、大高檢事正は決して部下の非をかばうというつもりではなかつたのでありますが、埼玉新聞の記事と、警察の報告とが、古河駅から乘車したところの一人の檢事と称する男が暴行をなしたということを單純に信じまして、当時の田中檢事の行動は大宮におつたのであつて、古河から乘る時間的余裕がないから、これは確かににせ檢事であろうと早合点